ELIXIR NEW LOTION & EMULSION
Brand Design

約40年間、常に進化し続けてきた
科学と情感を形に

PRODUCT/PACKAGE DESIGN
COMMUNICATION DESIGN
BRANDING

エリクシールは1983年に生まれたスキンケアです。コラーゲン研究に着目し、常に使う人の肌と心に向き合い、時代に合わせて進化してきました。日本では15年連続売上No.1* を獲得。日本以外にも中国などアジアを中心に幅広いお客さまに使っていただいています。そして2022年9月、エイジングケアの化粧水と乳液が4年ぶりにリニューアル。パッケージからコミュニケーションまでトータルのブランドデザインを手がけました。

*インテージ SRI,SRI+ 基礎化粧品(スキンケア)市場
メインシリーズランキング 期間2006年10月~2021年9月 推計販売金額

エリクシールらしさを再解釈したパッケージ

今回のリニューアルでは、ブランドが誕生以来ずっと大事にしてきた「先進性」と「情緒」をベースにしながら、時代の価値観に合わせたパッケージデザインを考察。新たなフォルムへとたどり着きました。ボトルフォルムは、直線と曲線を効果的に用い、シンプルな上質さが際立つ印象へ進化。四隅にエッジをつけることで、指当たりが良く持ちやすい工夫をしています。

キャップの天面は、正方形から正円に変化する間の形状、独自のデザインコードである「エリクシールスクエア」。ゴールドカラーがキラリと光り、エリクシールらしい品質感と個性を感じさせます。ボトルは、肌にうるおいを与えるみずみずしさを表現。クリアな質感を目指しました。

さらに、環境への配慮も強化。つめかえ用を使うことで、プラスチックを約85%削減できます。手を汚さずに、中味を最後までストレスなくつめかえることができる内キャップの設計は、今までの機構を継承。これまでと同様の所作で使えます。
また今回は、つめかえ用に加え、ボトル容器の素材そのものをリサイクル樹脂に変更し、環境負荷の軽減を推進しています。

肌の幕開け、化粧水の幕開け

エリクシールを使っていただきたい大人世代はスキンケア体験も豊富で、肌悩みも深刻化してくるため、化粧品に対して懐疑的な側面もあります。そんな方たちにいかに「これは今までとは違うかも」と期待感をもっていただけるかがコミュニケーションの上で重要でした。
そこで生まれたBig Idea は「肌の幕開け、化粧水の幕開け」です。
CM の舞台は、新しい化粧水と迎える朝。いい肌を実感する石田ゆり子さんの気持ちと、美しい日の出の瞬間をあわせて、「日常の奇跡」を表現しています。クライマックスでは、朝日に重なるように、商品の魅力が凝縮したような、一滴のしずくがオーバーラップ。15 秒の中で、すべての可能性が開かれていくドラマを描きました。

発売前に展開したティザー動画では、あえてボトル全体を見せず、期待感を高めることに集中しました。(上)
また、CM では伝えきれない商品機能を伝えるため、テクノロジー動画も制作。新しい化粧水・乳液に含まれる美容成分にフォーカスしながら、最新のコラーゲン・サイエンスをわかりやすく紐解き、進化の秘密を紹介しています。(下)

CREDITS

PRODUCT DESIGN

CREATIVE DIRECTOR 

川合加奈子(SHISEIDO CREATIVE)     

ART DIRECTOR 塚本康博(SHISEIDO CREATIVE)

DESIGNER 寒川紗代子(SHISEIDO CREATIVE)

COMMUNICATION DESIGN

EXECUTIVE CREATIVE DIRECTOR 小野健(SHISEIDO CREATIVE)

CREATIVE DIRECTOR 酒井理絵(SHISEIDO CREATIVE)

ART DIRECTOR 川原彩子(SHISEIDO CREATIVE)

COPY WRITER 近森未来 / 宮澤ゆきの / 寺澤佑那(SHISEIDO CREATIVE)

PRODUCER 長島康之 / 佐藤麻衣 / 安村和美(SHISEIDO CREATIVE)

CASTING PRODUCER 渡辺桂子(SHISEIDO CREATIVE)

TVCM / TEASER / TECH MOVIE

DIRECTOR 小島淳二(teevee graphics)

CAMERAMAN Andrzej Rudz

GRAPHIC(CELEBRITY)

PHOTOGRAPHER 伊藤彰紀(aosora)

GRAPHIC(PRODUCT)

PHOTOGRAPHER 金澤正人(SHISEIDO CREATIVE)

PRODUCTION   amana inc.