S/PARK
BRANDING

パブリックに開かれた研究施設の
ヴィジュアルアイデンティティ

PRODUCT/PACKAGE DESIGN
SPACE/VMD/WINDOW DESIGN
BRANDING
GRAPHICS

資生堂の美の複合体験施設になることを目指して作られた研究施設「資生堂グローバルイノベーションセンター」が、2019 年4 月にオープンしました。施設の呼称は「S/PARK(エスパーク)」。研究者だけでなく、一般市民にもこの場を解放していくことから、イノベーションが次々と生まれる「スパークする研究所」と、多くの人が集まる「資生堂のパーク(公園)」のふたつの意味が込められています。そうしたパブリックな場として成立させるための、ブランディングデザインをご紹介します。

美という漢字の一部からインスピレーションを得て、S/PARK の頭文字のS へ発展させたデザイン。日本発で「美」のイノベーションを生む場所というコンセプト。

また世界中の誰もが違和感なくかつ心地よく利用できる施設にするため、シンプルな英語をメインで使用。用いるフォント・ピクトグラムは、Kontrapunkt 社とオリジナルで制作しています。

文字と同様、ピクトグラムも世界中の誰が見ても違和感なく理解できることを追求。
空間はもちろん、グラフィック印刷物に至るまで、同じ書体、同じトーンで一気通貫しています。

「S/PARK」に備わっている、カフェ、スポーツ施設、ビューティーバー、体験型ミュージアムの4つのコンテンツに関するメニューやグッズなどもデザイン

ミュージアムで販売されるグッズと開館当初配布されたパンフレット

資生堂ヘリテージをモチーフとした大人向けグッズ

CREDITS

EXECUTIVE CREATIVE DIRECTOR     信藤洋二(SHISEIDO CREATIVE)

CREATIVE DIRECTOR / ART DIRECTOR   花原正基

DESIGNER               小林一毅

COPYWRITER              MIKE BURNS/永岩亮平

PRODUCER               蔵内健太郎

SPACE DESIGN

ART DIRECTOR             岸野桃子(SHISEIDO CREATIVE)/堀景祐(SHISEIDO CREATIVE)

PACKAGE DESIGN

ART DIRECTOR             近藤香織(SHISEIDO CREATIVE)/寒川紗代子(SHISEIDO CREATIVE)

DESIGNER               久我遼祐