WREATH OF EARTH
WINDOW OF SHISEIDO PARLOUR

生命力の象徴、大地のリース。

SPACE/VMD/WINDOW DESIGN

150 周年を迎えた資生堂の2022 年を締めくくるウィンドウアートです。
この機会に社名の由来である『易経』の一節「* 至哉坤元 万物資生」にあらためて焦点を当てました。
自然界に多様な表情を生み出す大地に敬意を表し、” 大地のリース” で銀座のクリスマスを彩ります。冬でも青々と茂る針葉樹は豊作祈願と言われ古くから生命力の象徴とされてきました。大地を針葉樹で覆い、大地の恵みに思いを馳せるクリスマスになることを願って制作しました。

* 大地の徳はなんと素晴らしいものであろうか、すべてのものはここから生まれる

日本は国土の約70% が森林と山地に占められる、世界有数の森林国です。
また、世界の火山の1割が集中する火山国でもあり、カルデラ湖のような特徴的な地形が見られます。
長い月日の中で自然の営みによって出来上がる日本の美しい地形や生命は万物の賜物であり、私たちはその恵を受けています。
ウィンドウの街側は針葉樹の青々としげる大地のリースと新橋色のカルデラ湖、店内側には針葉樹に被る雪景色で自然の表情が移り変わる豊かさを表現しています。雪には洋菓子店ならではの素材として粉糖を使用しています。

CREDITS

SPACE DESIGN

CREATIVE DIRECTOR     信藤洋二(SHISEIDO CREATIVE)

ART DIRECTOR / DESIGNER  小林恵理子(SHISEIDO CREATIVE)

PARTNERS

CONSTRACTION     現代工房

PHOTO          飯野太平

MOVIE         BB メディア